強風でドアのガラスが割れるのを防ぐ対策

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神奈川県愛甲郡愛川町アサヒロジスティクス愛川物流センター様事例

 

 

強風が吹くとこの様なガラスの割れ方の現場がよく見受けられます。

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これらの現場では次の4つの共通点があります。

 

1、入り口ドアである。

2、ガラス全面がヒビ割れている。

3、斜め方向に交差する様にヒビが入っている。

4、地面にドアストッパー(当たり止め)が設置されている。

 

 

この様な割れ方をするのはドアが強風にあおられたためですが、ガラスが何かにぶつかった訳ではありません。 ぶつかった場合は、ぶつかった点を中心に放射状にヒビが広がります。

  

では、なぜこの様な割れ方になるのでしょうか?

 

 

それは、ドアストッパーがあるためなんです。

 

 

ドアストッパー(当たり止め)は、ドアが開きすぎても近くの構造物などにぶつからない様にするために設置されており、これらの事例でもその役割はキチンとはたしています。

 

床面に設置されたドアストッパー

 

しかし、それ故にガラスが割れてしまったのです。

 

 

強風にあおられて開いたドアが勢いよくドアストッパーにぶつかると、ドアの下方はストップしますが、上方になるほど慣性の働きと風の力で更に開く方向に力がかかり続けます。

 

そうすると、ドア全体に雑巾を絞る様なヒネリの力が加わり、その力がガラスの粘り強さを超えてしまうと、ガラス全体に斜めのヒビが入り損壊してしまうのです。

 

 

この現象を防ぐにはドアの上方にもドアストッパーを設置してヒネリの力が加わらない様にすれば良いのですが、多くの場合そこは空中であり、ドアストッパーを設置する場所がありません。

 

 

アサヒロジスティクス愛川物流センター様では、これが原因で年に数回も同様の事故が起こり困り果てていました。

 

そこで熟考した末に、この様な装置を作成しました。

 

空中ドアストッパーの写真

 

アングルで形成した骨組みに大きめのゴム製戸当たりを取り付けた

 

「空中ドアストッパー」

 

強度が必要なため、アルミではなく鉄製アングルを溶接して作らざるを得ず結構な重量があるので、それを支えられる形の設計に苦心しました。

 

空中ドアストッパーの効果

 

ドアを開くと上下のドアストッパーに同時に当たって止まるようになりました。

 

 

これで、もう強風によるドアガラス破損事故に悩まされることはなくなりそうです。

 

ドア全体の写真

 

 

 

そう。

  

そして弊社のガラス工事の仕事も減ってしまうのですが、それよりもお客様と環境への配慮を最優先に考えて対応させて頂きました。

 

 

 

風が吹けば桶屋は儲かっても弊社は・・・と

少々複雑な心境であることは否めませんが。

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