２０１４年２月に記録的大雪が降りましたが、その影響で数多くの農家の方々が、農業用ハウス損壊の被害に遭われました。

八王子市石川町のお客様はトマト栽培のハウスが被害に遭われ、屋根ガラス（３ｍｍ透明ガラス）の４０％ほどが損壊しました。

この現場ではガラスの割れ方に特徴が見られました。

下図の様にフレーム上でガラス同士が重なる角の部分が割れている物が数多く見られたのです。

原因は、ガラスの重なる部分で２枚のガラスが間に何も挟まず直に触れ合っていたため、雪の重さを吸収できずに割れたものと思われます。

対策として施工の際、ガラスの重なる部分にシーリング材を挟み込むことで、クッション効果を持たせて雪の重みに耐えるように工夫しました。

高所作業で足場も不安定な難工事でしたが５人がかりで延べ２週間ほどで復旧しました。