サッシのカギが固い時や窓の隙間の直し方
「最近サッシのクレセント錠(窓のカギ)が固くて掛かりにくい」
あるいは
「サッシの隙間からピューピュー音がする」
など感じたことはございませんか?
そんな時はサッシレールの磨耗や窓枠(額縁)の歪みが原因で建付が悪くなっているのかもしれません。
図のように窓を閉めた状態で四隅を見てみてください。
こんなふうに上の方か下の方に隙間ができていませんか?
「ええ!?家が傾いているの!???」
いえいえ、ご心配なく。
これは、木造住宅ではよく見られる現象で、建築から年月が経つほど木材の乾燥による収縮などで少なからず現れてくる歪み、いわば木造住宅の宿命でもあります。
木造と言いましたが、マンションなどの鉄筋コンクリートや鉄骨の建物でも、内装に使われている木材の収縮や歪みで、同じ現象は起こりえます。
そこで!
日本のサッシメーカーはこれに対処すべくサッシを作っているんです。
誰でも簡単に対処できちゃうんですが、方法は案外知られていません。
それどころか、この様な建付調整だけで何万円も取る業者だっています。
そんなノウハウを
あえて!
大公開しちゃいます!
窓を開けて下の方の側面を見てください。
図の様に穴が一つか二つ空いていませんか?
ゴムキャップ等で塞いであるかもしれません。
この穴、大抵の場合一番下の穴が
戸車の高さ調節の穴!
なんです。
この穴に#2番(一般的な先端サイズ)のプラスドライバーを差し込みます。
結構深いので出来るだけ首の長いドライバーをお勧めします。
そしてコチョコチョしながら、ネジのプラス穴を探り当ててください。
ドライバー先端がネジにはまったら図の様に右か左に半回転くらい回してみましょう。
この時点であまりにネジが固かったり、右に回らない時は間違ってサッシ框(枠)を固定しているネジを回そうとしているかも知れませんので、別の穴で試してください。
右に回すと戸車が下に張り出してきます。すなわちサッシが持ち上がります。
左に回せば逆にサッシが下がります。
(まれに逆のパターンもあります)
大抵の窓には戸車が左右一組で2個使われています。
窓を閉めた時、下の方に隙間があれば、そちら側の戸車でサッシが上がる様に調整します。
上の方に隙間があればサッシが下がる様に調整します。
出来るだけサッシの取手のある側の戸車を調整して、召し合わせ側(錠のある側)は触らない方が良いです。
なぜなら、召し合わせ側の戸車を調整するとクレセント錠と受け金の位置関係が変わってしまい、錠の位置調整も必要になってしまうからです。
とはいえ、多くの場合、初期状態では、サッシが一番下がった状態(戸車が引っ込んだ状態)になっています。そうなると、それ以上サッシを下げる様に戸車の調整ができないので、その場合は召し合わせ側の調整も止むを得ません。
いずれの場合もネジを少しづつ回して隙間の状態を確認しながら何回かに分けて調整することをお勧めします。
いきなりたくさん回してしまうと、戸車本体からネジが抜けてしまう恐れがあります。
そうなると、抜けたネジがサッシ部材の中に落ち込んで取れなくなり、業者を呼んでサッシをバラさなければなりませんのでご注意を。
さて、サッシの隙間がなくなりましたら
「あら不思議」
鍵の締まりまでスムーズになってませんか?
隙間のせいで錠と受け金が遠くなって締まり辛くなっていたんですが、隙間がなくなってピシッと窓が閉まると錠と受け金が元の様に近づいて掛かりやすくなったんです。
もし、戸車を調整しても錠が掛かりづらい場合は、最後に錠と受け金の位置を調整しなければならないのですが、そうなると窓を枠から外さなければならない事もあるので、素人様には少々ハードルが高いでしょう。
お近くの業者を呼んでください。
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コメント
匿名様
ありがとうございます。
この記事のとおりにしたら、もう10年以上かかりづらかった居間の窓の鍵がスムーズに開け閉めできるようになりました。
御社の近くでないのが残念です。